【陽菜とハルナ】第九話 変わった日常

 

担任は、陽菜の家から車に戻った。
ハルナからのメールは予想していたが内容が少しだけ違ったすぐに本心をメールした。

その後、自分の部屋に戻って着替えを済ませて。家庭訪問のスケジュールをこなしていた。

16時過ぎに一通のメールが届く。

”先生。助けて”

だった。
ハルナが、先生と呼んで助けを求めている。
最後の家庭訪問も終わって帰るだけだった状況だったために、すぐに返信した。

”どうした?”

電話がかかってきた。
担任は車を近くにあったコンビニの駐車場に停めて、陽菜に折り返した。

「ハルナ?」

陽菜は電話に出たが泣き続けていて話にならない。

「すぐに行く」

「・・・う・・・ん」

か細い声で陽菜は返事をする。

何があったのかわからないが大変な状況になっていることはわかった。自分との関係がばれたかもしれないとも考えた。それなら、母親がスマホを取り上げて話をしてくるはずだ。ただハルナが泣いている。その状況では判断できない。担任は責任を取るつもりでいた。教師を首になってもなんとかなる算段も付けていた。ハルナの年齢からすぐに結婚は難しいことも解っている。だが、ハルナの気持ちを確認して結婚のカードを切っても良いと思っている。

担任はハルナの家に急いだ。
何かわからないが大変なことになっている。

チャイムを鳴らす。周りに誰かいないか探してみるが、そんな雰囲気はない。
ハルナが出てこないので、もう一度チャイムを鳴らす。インターホンからハルナの声が聞こえる。自分であることを告げる。

ドアのチェーンが外されて鍵が開く音がする。ドアが開く様子がないので、担任はドアを開ける。

目を真っ赤にした陽菜が玄関に入った担任に飛びかかる。
上はキャミソールだけ着ている。下はパンツだけのようだ。少し濡れているように見えるのはオナニーをしていたのだろう。

陽菜は担任に抱きついて泣き続けるだけだ。

5分くらい玄関で抱きしめていた。
少しだけ落ち着いた陽菜が顔を上げる。担任はキスを求めていると思って、優しく唇が触れるキスをする。

何が有ったのか聞きたいが、焦る気持ちを押さえて、努めて優しい声で陽菜に問いかける。

「どうした?何が有った?」

「・・・。ママが・・・。ママが・・・。乗った・・・バス・・・が・・・事・・・故に・・・。警察から電話があって・・・。病院からも・・・。それで・・・。ママが・・・」

何かしらの事件か事故が発生したことはわかった。
状況がわからない。

陽菜のスマホを見て警察に電話をした。そこで、担任は事情を把握する。陽菜は泣きつかれて担任に抱かれながら寝てしまっている。

陽菜の担任として陽菜から連絡を貰って警察や病院に確認をしていると説明した。
先方も陽菜のスマホからの連絡だったので信頼して状況を教えてくれた。

陽菜の母親は社員旅行に出かけていた。
伊豆半島にある温泉地だ。帰りのバスに乗って新幹線が止まる駅まで移動する予定だった。静岡といえ伊豆半島の中央部にある山間部では雪が降る。路面が凍結することもある。
地元の人間ならそのくらいは解っている。観光バスの運転手も理解している。
母親たちが乗った観光バスは予定していたスケジュール通りに進んでいた。

14時の新幹線に間に合うように移動していたのだ。
そこに飲酒運転の車が突っ込んできた。バスは車を避けるためにハンドルを切った。凍結していた路面の上でスリップした飲酒運転の車を避けることはできずに正面から衝突した。そのまま二台はガードレールを突き破って崖下に転落した。

バスは転落したのだが運が良かったのか殆どの乗客に意識がある状態だ。相手の車の同乗者は助かったのだが運転手と助手席の女が死亡した。

警察は捜査中として明言は避けたのだが、ニュースでは19歳の男女5人が乗っていたと報道された。運転手は未成年だった。車の中にあった缶や瓶からかなりのアルコールを摂取していることが判明していた。そして凍結した路面で、チェーン規制されている道をノーマルタイヤで制限速度を30キロ以上上回る速度で走っていたことも判明した。

陽菜のスマホに病院からの折返しがかかってきた。
担任が病院に電話した時には手術中だったために詳細を教えてもらえなかった。ただ、できることなら陽菜を連れてきて欲しいとだけ言われていたのだが、陽菜が寝てしまって移動することを躊躇っていたのだ。

「はい・・・。え・・・。はい・・・。まちがい・・・。いえ、失礼しました。すぐに・・・。はい・・・。わかりました」

スマホを切ると、陽菜が目を醒ました。

「先生?」

「あぁ・・・。今・・・」「ママ・・・。死んじゃったのですね」「え?」

「なんで?」

「だって・・・。そんなに、言いにくそうに・・・。馬鹿でもわかります」

「・・・」

「私がこんな・・・エッチで、淫乱で、馬鹿なことばかりしているから・・・。私が悪いのですよね?」

「違う。それは、違う。いいか、お前は悪くない」

「・・・。御主人様。私・・・。お願いがあり・・・ます」

「なんだ。ハルナ」

「私を殺してください。ダメなら、ここで壊してください」

「ダメだ」

「・・・。御主人様。私・・・。殺してくれないと、一生・・・・。御主人様に・・・」

「いいぞ」

「ダメです。私、御主人様の・・・」

「俺が、ハルナを必要としている。いいか、ハルナ。俺がハルナでいいと言っている。ハルナが欲しいと言っている。それじゃ理由にならないか?」

「いい・・・の・・・で・・・すか?」

「あぁいい。お母さんに挨拶に行こう。認めてもらうまで時間がかかるかもしれないが、しっかり言うから安心しろ」

「うん・・・。うん・・・」

担任は、ハルナを風呂に連れて行った。
身体を洗うためだ。情緒が安定しないハルナは、主に抱いてくれるように頼む。

主はシャワーを切り上げてベッドに移動してからハルナに挿入した。いつもの少しだけ乱暴するようなセックスではない。
優しく乳首を刺激してから指で愛撫する。乳首を甘噛してからグチョグチョに濡れているマンコも綺麗に舐める。できるだけ身体を寄せるようにしてからゆっくりと挿入する。ハルナの呼吸に合わせるように身体を動かす。キスをしながらハルナとの呼吸を合わせていく。
徐々に早くなっていく呼吸に合わせて動きを早くしていく。

「あっあっあっあっ逝く!逝っちゃいます!」

「いいぞ。俺も逝く。ハルナの中に出すぞ!」

「はい!はい!欲しいです!だして!あぁぁぁぁ!!ダメ!いっ・・・く・・・」
「くっ・・・」

ハルナが逝く寸前にマンコに力を入れる。主もハルナの中に射精した。同時に逝ったのだ。

お互いに逝ってから抜かない状態で数分過ごしてからゆっくりとキスをしながら身体を離す。
ハルナはチンコを舐めて綺麗にする。主はそのままハルナを抱きかかえて風呂場に連れて行った。綺麗に洗ってから服を着せた。

車に乗せて指定された病院に向かった。
受付で話をしたら警察が出ていた。事情説明を先にするということだった。しかし担任が警察に話をした。まずは、家族との面会が先だと言って断った

病室ではなく霊安室に通された。
陽菜は震えているが横に担任が居ることでなんとか立っていられる精神状態だ。

陽菜が歩くことができなかった。母親の前まで行くことができなかった。担任も警察も病院関係者も見守るしかなかった。

陽菜は母親に辿り着いてしがみついて泣くようなことはなかった。
ただ黙って母親を見ているのだけだった。1時間近い時間が経過した。一筋の涙が陽菜の頬を伝って母親に落ちる。ただそれだけだった。母親の死を認識することができなかったのだ。
警察から遺留品の説明を受けて持って帰る許可が出ていると言われた。警察からダンボールを貰って荷物を詰めた。
陽菜は病院の待合室のベンチに座っている。泣くでも喚くでもなくただ座っている。

警察とのやり取りや葬儀関係は担任が間にはいることになった。
陽菜の祖父母も他界している。探せば遠縁の者たちは見つかるだろう。陽菜は”今”頼りになるのは一人だけだと考えていた。担任もそのつもりだ。

陽菜の日常が壊れてしまった。
ハルナの日常も変わってしまうかもしれない。

 


メール調教依頼