【奴隷市場】奴隷市場開場

   2020/07/15

 こんな夢を見たことないだろうか?
 縛られている夢を、見知らぬベットの上で 足と手 を固定され、口には口枷をさせられ、耳には耳栓をされ、自由が利かない自分の周りを何人もの人間が値段を付けていくのを...。
 頭も固定され、目には何か解らない装置を付けられて、正面部分しか見られないようになっている。その正面はるか前方に、大きな鏡があり、そこに自分の姿が映し出されている。露になっている秘部を皆が見ながら、紙に金額を書いて、立ち去っていく。

『奴隷制度復活に伴う。奴隷市場の復活』

 そんなチラシを持って、僕はあるビルの最上階に足を踏み入れた。奴隷の売買は奴隷の人権問題があり、単純に売買できない法律になっている。

 簡単に言ってしまえば、奴隷は御主人様を選ぶことができる制度になっている。入札は、主人が主体になって、条件を入札して、入札された結果を奴隷が見て判断する。奴隷として唯一許される権利は、この時に発生する。その後は、主人への絶対服従が義務づけられている。それにサインをした奴隷だけが、正規の奴隷制度に乗っ取った、奴隷として市場で売られることとなる。大航海時代の奴隷制度とは違い。奴隷自ら、市場に自分を売る制度になっている。その為に、バイヤーが居るわけではない。そういう事になっている。実際には、違うことくらい解っているが、大人の世界ではよくある話だと思われる。

 僕自身は、大した人間ではないが、ふとしたきっかけで大金を手に入れた。一生つつましく暮らせる金を手に入れた。僕が、奴隷を欲するようになったのは、先日彼女と SEX の事でもめて、別れたのが原因にある。僕の性欲を彼女が受け止めることが出来なかった事や、僕が ちょっと S が入っていて、彼女を縛ったり窮屈な状態に置くことを望んだからだ。僕は、今の段階で誰かと結婚しようとか思う気持ちは全くない。ただ、単純に性の興味心を満たしてくれる人が欲しいだけなのです。奴隷制度が復活していたのは、かなり前から知っていたが、買えるお金があるわけがない…そう思っていたのですが、入札金額や制度を聞いていると、それほどの金額を積まなくても、返ることが解ったし、最終的に、選ぶのは奴隷自信だと言うこと、入札自信にはお金がかからない。ただ、入札会場に入るために、多少のお金(5万テイガ)が必要になる。5万テイガ程度だったら、一回キャバクラに行ったと思えば済む金額だし、奴隷を見に行くだけでも楽しいだろう。触ったり、反応を見るのも OK だと言うことだ、何度か行けば、業者が裏に付いていない娘が見つかるだろう。そんな軽い気持ちで、奴隷市場に足を踏み入れた。

 まずは、受付で申し込み時の名前を告げた。

「予約した森下です」
 僕は、自分の声が緊張で震えているのが解った。

 受付は、無感動に
「ちょっと待って下さいね」

 数秒の空白の後で

「森下様ですね。5万テイガは前金になります。それと、覆面をされますか?」

「覆面?」

「あっ森下様は初めてね。奴隷市場の説明を受けられますか?」

「説明ですか、文章で説明されている物があるなら、それを貰えれば十分です。一通りは調べてあります」

「解りました。それでは、覆面はされますね。書類は、これになります。それでは、お楽しみください」

 書類と覆面を貰った、奴隷を買う方の人権に配慮した結果だと書かれていた。後は、入札の方法や奴隷の品定めを行う時の注意などが書かれていた。

—*—*—*—*—*—*—*—*—*—
注意点
1.入札の開封は、奴隷番号の若い順に行われます。
2.奴隷法に、基づいて複数入札時には、先に決められた方を優先します。
3.入札は、万単位での入札です。
4.一括で払うのか、月々払うのかを明確に記入してください。
5.奴隷の待遇は、チェック式になります。
6.奴隷の払い戻しは、奴隷法で禁止されています。
7.手数料は、落札金額の5%となっています。本日払えない場合には、奴隷は市場に一時預かりになります。

品定めの注意点
1.調教済みの事以外は、絶対にしないでください。
2.奴隷に話しかけないでください。
3.奴隷の感性等は、感性保存されている弊社ビデオで確認して下さい。
4.お持ち込みのおもちゃ等での品定めは禁止となります。発見次第退場処理になります。
—*—*—*—*—*—*—*—*—*—

 当然の事が書かれていた。奴隷制度は、結婚制度よりも厳密に決められた誓約と契約に則っている。何歳でも奴隷にも成ることが出来るし、持つこともできる。但し、奴隷登録してしまうと、二度と奴隷から変わることができない。また、一度奴隷を持ってしまうと、契約を主人の方から切ることが出来ない上に、奴隷契約の時の条件を違えてしまうと、最大死刑まである刑罰になる。そんな注意点と奴隷法に関する事が書かれていた。それが建前である事が、僕は数分後に思い知る。

 僕は、奴隷市場が始まる迄の時間を、店内にあるバーで過ごすことにした。そこに、歩を進めたときに、いかついどう見ても、全うな職業ではない人達に呼び止められた。

「おい。お前、お前は初めてだな」

「え?!」
 僕は、驚いてその人達を見た。ここには、入札に参加する人以外はスタッフしかいないはずだが、その人達は、僕と同じ覆面をしているから、入札者に間違いない。でも、皆同じ服装で同じバッチをしている。私でも知っているマフィアのバッチだ。

「何か?」

「初めてか?と、聞いているんだ」

「はいそうですが」

「そうか、それじゃぁ覚えておけよ。入札するときに、名札に赤いシールが貼ってある奴隷には入札するなよ」

 あっそういう事か、マフィアで抱える奴隷を正規の所から買うために、部下を派遣しているんだな。そうか、親父が言っていた、なるだけ早いうちに奴隷を買えって事は…。
「解りました。絶対に、入札しません」

「男も女もだぞ」

「はい」

「解ったら、この事は、絶対に外で口外するんじゃないぞ」

 僕は、バーに行くのを諦めて、恥に合った柱に寄り掛かって待つことにした。

 一旦部屋が暗くなった。その時に、僕が確認できたのは、先ほどの男(女)達が5名。バーに、3名。後、受付の所に2名と僕を入れて10名が今度の入札に参加する事になる様だ、後ネットワークからでも入札できるようになっているので、入札人数は解らないが、何時ものパターンだと100名前後になるとの説明が書かれていた。

 今日入札される奴隷は、全部で23名で、男性が11名/女性が11名/不明が1名だと書かれていた。率から言えば、単純に5倍程度だと思われるが、先ほどの怖い人から忠告があるから、多分もっと高い率になるだろう、まぁ遊びに来たと思えばいいか。

 そろそろ時間になった様で、司会が壇上に立ったようで、スピーカから声が聞こえてきた。

「そろそろ時間か?」
「どうですね。何時もの通りに始めてください」

『お集まりの皆さん。今から奴隷市場を開催します。廊下に部屋があります。それぞれの部屋に一体づつ奴隷が配置されています。ご確認と入札をお願い致します。』
『お一人一部屋30分迄となっています。また、各部屋ネットワークのお客様も随時見ております』
『禁止事項をお破りになった場合には、どんな方でも厳罰に付いてもらいます』
『奴隷は、商品ですが、国際法で守られた人権があります』

 それでは、皆さんお時間の許す限り奴隷の品定めと入札をお願い致します。

一覧奴隷市場
次の話入札(1)

メール調教依頼