【奴隷市場】入札(1)

   2020/07/15

僕は、アナウンスに従って廊下に続くドアに近づいた。
先ほどの怖い人達は、さっさとドアを抜けて、廊下に出ていた。僕には、それが滑稽な姿に写ってしまった。国際法で、一人しか奴隷はもてないことになっている。そのことから、ほとんどの人が奴隷市場には一回だけの来訪になっている。しかし、怖い人達は手慣れた様子で事を運んでいる。要するに、そういうことなんだろうっと勝手に考えてしまう。
僕も、奴隷を探しに奴隷が待っている部屋に行くことにした。

廊下に出てみると、意外と寒いことに驚いた。奴隷は、ほぼ全裸で待っている事になっているので、これでは寒いだろう…と、余計な事を考えながら、最初の部屋に近づいた。
ネームプレートがかかっていた。怖い人達が言っていた、赤いシールが貼られている。多分、そうだろうと思うが、見るだけなら良いだろう…そう考えて、ネームプレートの下にあるプロフィールを見た。
名前は書かれていない。あぁそうか、奴隷の名前は、主人が命名していいんだったなぁでも、慣例でその前までの呼び名や愛称で呼ばれることが多いと、物の本には書かれていた。プレートには、奴隷となる人物の性別・出身・御主人に望む事が書かれていた。
僕は、一通り廊下を見て回ることにした。部屋は40部屋位ありそうで、左右に部屋が作られている。試しにプレートがかかっていない部屋のノブに手をかけてみた。鍵がかかっていて入ることが出来ない。ふぅ~ん。入れない仕組みになっているんだね。
そう思って、さっきのプレートが出ている部屋に戻って、中に入ってみることにした。赤いシールが張られているので、入札はしない方が無難だろう。
僕は、プレートの赤いシールだけに目が行っていて、他を見ていなかった事に少なからず後悔した。
そのドアを開いて中に入ったら、男が真ん中に大の字になって縛られていた。そして、1人の女性らしき人が、縛られている奴隷の耳元を刺激しながら、男のアソコを弄んでいる。僕の目にはショッキングな光景に写ったが、ここではこの位の光景は当たり前なのか、ネットから入札している人達からは苦情のランプが付いていない。それとも、怖い人達の1人でもう既に入札が決まっているから、弄んでいるだけなのだろうか?
「ほら、どうして欲しいの? 段々大きくなって来ているね。どうして欲しい?」
「・・・」そうかぁ、口枷がして声にならないんだなぁ
「解っているよ。でも、ダメだよ。」そういって、女の人は、手を竿から玉の方に持っていって、弄んでいる。
「うぅ~」
「お前が気持ちよくなってどうする!」
「・・・ぅ」
「そうそう、解ればいい。お前はこれから、ご奉仕する立場なんだからね。」
「・・・」
「私が、立てと言わない限り、立たせてはダメなんだよ。解ったね。」
「うぅ・・・」
「よし。まぁ躾は後できっちりやるとして、今日は少しご褒美をやらないとね。ネットで見ている人達も満足しないだろうからね。」
「そうそう、そこの坊やもじっくり見ていいんだよ。こうして、奴隷を飼うんだからね」そういって、女の人は僕の方に視線を送った。
女の人は、奴隷の口枷を外した。そうして...
「ほらお舐め。今日からお前の御主人様に奉仕するんだよ」そういって、女の人は自分でショーツを脱いで、奴隷の顔に跨った。
「はい。解りました」そういって、口が自由になった奴隷は、自分の舌で女の人のアソコを嘗め出した。
「違う。もっとしっかりお舐め。そうそう、クリの周りを丁寧に舐めるんだよ。」
「んくぅ」
「ほら、舌で中までしっかりお舐め。私がイクまで何時間でも舐めるんだよ」

僕は、その光景を見ながら...ドアの方に急いだ。見てはいけないモノを見てしまった罪悪感と今自分があの女の人と同じ立場にある事を強く強く感じてしまった。そして、僕自身が凄く興奮を覚えた事を認識してしまった。あの女の人に?それとも奴隷の立場の男性に?
それは、まだ僕には解らない感覚だった...。僕は、女の人の喘ぎ声と罵声を聞きながらドアからそっと出た。
僕は、女の人がクンニされている所を始めてみた。でも、興奮は覚えたがそれと同時に罪悪感に似た感情が芽生えたのも事実だった。そんな事を考えながら僕は次のプレートがかかったドアに向かった。
そのプレートにも赤いシールが張られていた。今度は、女性だった。好奇心からドアを開けて中に入ろうと思ったが、さっきの光景よりもショッキングな光景が飛び込んで来る事が考えられるので、辞めようかと...思った。
僕が立ち去ろうとした瞬間、ドアが開いて中から先ほどの怖い人達が出てきた。皆一様に満足そうな顔をしているその瞬間に、僕は中で何が行われたのか想像してしまった。そして、その行為が行われた事を確認したくなり、中に入ろうとした。
「おい。お前、解っているだろうな」
「はい?」
「ここのシールの意味がだ」
「はい。解っています。でも、中に入って見ることは問題ないでしょ」
「そうだな。疲れきっていると思うから、あまり苛めるなよ。お兄ちゃん若いからな我慢出来なくなってもやるなよ。解っているな」
「っはい。」
「ははは。まぁネットの目もあるしな、そんな度胸もなさそうだからな。」
それだけ行って、男たちは立ち去ってしまった。きっと次の奴隷の所に行ったんだろう。多分、あの男達の唯一の特権てっと言うかご褒美何だろうなぁそう考えるとちょっと可愛そうになってくる。奴隷の品定めの時には、本番行為やそれに類する行為は国際法で禁じられている。落札されるまでは、国際奴隷市場所有の商品であり、国際法に守られた人権が保証されている。

僕は、今自分が想像したことが正しいかどうかを見るために、中に入ることにした。
プレートには年齢は書かれていなかった、中に入ると、女性が全裸で縛られていた。やはり僕の予想した通り、女性のアソコには白い液が多数残されていた、一応拭き取った様だったが、それでも内股やお腹には残されていた。口枷が外されていた。口の周辺にも液が残されていた。
この娘(っと言っても、僕よりは年上に見えた)の感性ビデオが流されていて、その娘の感情を記憶してビデオを会話できる仕組みになっていた、僕は会話する気にはならなかったし、この娘には入札できない仕組みになっている。
ただ、確認をしたかっただけだったので、何もしないで立ち去ろうとした...。
「ねぇお願い。辛いの、助けて」
「ん?」
「ねぇ私の事を見て」
「ん?それは、僕に言っているの?」
「そう、貴方はあの男達とは違うでしょ」
「同じだよ、奴隷を買いに来ているんだからね」
「うぅん違うの、そういう事じゃぁなくて、奴隷法に従った人でしょ」
「そうだけど、でも本質は同じだよ。今、ここで君に悪戯して、自分の欲求を満たす事を考えている可能性があるからね」
「でもいいの?毎日、毎回違う人の相手をさせられる事がないでしょ」
「それは無い。でも、君はあの男達の所に行くことになっているからね、僕には、君を助け出す事が出来ない。」
「だから、僕は君を見ることが出来ない。」
「そうだよね。バカだな...私。1人の人に一生必要とされたいなんて思ったのが間違いだった。」
「ん。それなら、国際奴隷市場に申し出れば、落札が決まる前なら大丈夫なハズでしょう。」
「表ではね。それこそ、そんな事したら、私どんな事でも受け入れますって事になるからね」
・・・僕は、全てを悟った、国際法に守られていれば、最悪の場合は労働地域に逃げ込んで、保護を求める事が出来るけど、今国際法の庇護を受けない事を宣言すれば、あの男達に追われて一生それこそ奴隷のような生活を余儀なくされる。
「ゴメンね。僕には、何も出来ない。」
「そうだよね。ありがとう、話を聞いてくれて」

僕は、その言葉を背中で聞いた、怖くなったこともあるが、これ以上この娘の話を聞いていると、男達の話を無視して、入札してしまいそうになる自分が怖かった。
僕は、露になっている彼女の裸体を見ないように、ドアの方に向かった。

「待って、お願いがあるの」
その声を聞いて、僕は、振り向いてしまった。
「口枷をして、お願い。もう覚悟を決めたから」
「解った。」そう言って、僕は彼女に口枷を填めた。彼女は目隠しをしているので、僕の姿を見ることが出来ない。手足も大の字に開かれ、ベットに固定されている。そして、男達に輪姦された後だけが残っていたが...僕には、彼女が1人の人間として綺麗に見えた。そして、男達が如何に非道な事をしているのかを考えて、怒りに似た感情が湧き出してきた。
欺瞞だと言われるかもしれない。でも、僕は一言だけ言いたかった「君は、綺麗だよ」
それだけを言い残して、ドアに向かった。そして、ドアの所まで来て、もう一度露になっている彼女に視線を送った。

僕は、好奇心に負けてドアを開けたことを後悔した。そして、プレートに赤いシールがある所は、なるべく開けないようにしようと思った。

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