【彩の目覚め】第七話 後輩の事情
キスをした。彩は身体から力が抜けたようだ。おまんこからは、愛液がまだ出ている。感じやすい子なのだろう。
「彩?」
「え・・・。大丈夫です」
彩は、身体を起こして、俺にキスをしてくる。唇を合わせるだけのキスだ。
彩を立たせる。おまんこから出ている愛液が、太ももまで垂れている。
さて・・・。壁にかかっている時計を見ると、14時に近い。
食パンがあるから、マーガリンと砂糖だけで食べるか?
彩の着る服だけど、スーツ姿はなんか違う。俺だと、身長差があるから・・・。七分袖と短パンでいいかな?
「あっ」
「ん?」
クローゼットに行こうと立ち上がったら、彩が声を上げる。離れるのが寂しいのか?それもあるようだが、視線が股間に向いている。
「先輩。その・・・。大きいままだと・・・。辛くないのですか?」
「あぁ大丈夫だ。そのうち、落ち着く、それとも、彩が慰めてくれるのか?」
冗談のつもりだったが、彩は大きく目を見開くようにした。
「いいのですか?ぼくが触っても?」
「え?触りたいのか?」
「・・・。先輩が、ぼくの・・・。気持ちよく・・・。それで、ぼくも、先輩を・・・。気持ちよくなってほしくて・・・。ダメですか?」
「ダメじゃない。そうだな・・・。すこしだけ狭いが、風呂に入るか?」
「え?一緒に、入っていいの?」
「彩が嫌なら、別々でもいいぞ?」
「違う。違います。ぼく、先輩とお風呂に・・・。入りたい。です」
「狭い・・・。同じ間取りだから知っているよな」
「うん。でも、湯船があるし、先輩とぼくなら・・・」
「そうだな。大丈夫だな。一緒に入るか?汗を流して、頭をすっきりさせたら・・・」
「させたら?」
「恋人になった初めての食事に行くか?」
「え?恋人?え?あ?ふぇ?」
「違うのか?俺は、悲しいな」
「違わない。違わない。嬉しくて、恥ずかしくて、びっくりした。ぼく、先輩の彼女?」
「そうだ。彩は、俺の彼女だ」
「うん。うん。うん」
頭をぶんぶんと縦に振る。
「お姫さま。それでは、わたしと一緒にお風呂に入っていただけますか?」
「?あっ。はい!」
彩をお姫様抱っこの状態にする。
彩は、腕を首に回してくる。そのまま、浴室に連れていく、二人で入るにはすこしだけ狭いが、ワンルームにしては広い浴室だ。洗い場もしっかりと確保されている。トイレと別になっているので、ユニットバスではない。
「彩。触って気持ちよくしてくれるのか?」
「はい!」
「そうだな。一つ、ゲームをしよう」
「ゲーム?」
「お湯が溜まるまでに、彩が、自分の身体を使って、俺を気持ちよくして、射精ができたら、彩が欲しい物をプレゼントしよう。射精ができなかったら、そうだな・・・。恥ずかしい罰を受けてもらおうかな?」
「え?恥ずかしい・・・。罰?」
「嫌ならいいよ」
「やります!絶対に、気持ちよくなってもらいます!」
「あっおまんこを使うのはダメだよ。彩の初めては、俺から貰うと決めているからね」
「え・・・。あっ。おねがい・・・。します」
この顔は、おまんこを使うことまで考えていたな?
すこしだけ萎れる彩の頭をなでる。
「考えているからな。彩」
「はい!でも、先輩からの挑戦を受けます!」
「いい覚悟だ!それじゃ、お湯を溜め始める。大体、5-6分で溜まるからな」
「はい!知っています!先輩。触ります。あと、舐めるのも有りですか?」
「舐める?いいよ」
「はい!」
彩は、俺を湯船の淵に座らせて、股間の前に座る。自分のおまんこも隠れて触るつもりなのだろう。片手は、股間に持って行っている。自然な流れだけど、いきなり、股間を舐め始める。抵抗がないようだ。手で触るのもぎこちないし、舐めるのもぎこちない。初めてでなければ、よほど下手な奴に教わったのだろう。彩の頭をなでていると、嬉しそうにする。
彩が積極的なので、忘れていたが、彩は会社では”男嫌い”だと思われていた。
新人のドラフトの時にも、他の部署を仕切っている者からも言われたのだが、彩は俺以外には”塩対応”だ。他の講師陣にも懐いていた。でも、同期の男性には近づこうともしないし、会話もない。それらをマイナス評価として出した講師がいたために、評価が低くなっていた。
目の前で、必死に舌を動かしている彩からは、男嫌いの雰囲気はない。本当に、一生懸命だ。
でも、舐めるだけで、それ以上は解らないようで、手をぎこちなく動かして、舌で先端を舐めている。
残念ながらタイムアップだ。お風呂の湯張りが終了したアラームが鳴る。
「彩?」
「うー。残念です。先輩。気持ちよく無かったですか?」
「気持ちよかったよ。彩の舌が感じさせてくれたよ」
「うぅぅ」
自分で話を振っておきながら恥ずかしいのだろう。
「今度、やり方も教えてあげるよ」
「本当ですか!まだ、ぼくにやらしてくれるのですか!」
「もちろんだよ。彩には、いろいろやってもらうよ。嫌な」「嫌じゃないです!教えてください!先輩の為ならなんでもします!」
彩が立ち上がって、食い気味に宣言をする。
本当に、可愛い子だ。彩の生い立ちを知りたくなってしまう。
「うん。でも、ゲームは、彩の負けだから、罰を受けてもらおう」
「・・・。はい」
”しゅん”とする姿が、子犬のようだ。
「彩。俺の身体を洗ってくれ、背中も前も、頼む。できるな」
「え?あっはい!洗います!」
「そうしたら、一緒に湯船に入ろう」
「はい!」
彩は、今度は手際よくタオルを泡立てて、背中を流し始めた。一緒に自分も洗っているようだ。
「あぁそうか・・・。彩、自分よりも幼い子を洗ったことがあるのか?」
「あっそうです。年長になると、年少の世話をしないと、お母さんたちが困るので・・・」
「そうか、上手いな。気持ちがいいよ」
「本当ですか!」
「本当だよ。初めて、人に洗われたけど、気持ちがいいな」
「っ。先輩の初めて・・・」
「ん?彩?」
「いえ、なんでもないです。手をあげてください」
彩に言われるように、手をあげたり、腰を浮かしたり、前もしっかりと洗ってもらった。股間が小さくなっているのを見て、彩がすこしだけ残念な表情をした時には、笑いそうになってしまった。これから、好きなだけ触らせて、舐めさせて、入れてあげるよ。彩を離すつもりはない。
泡を流す。
彩も一緒に流す。先に、彩を湯船に入れる。二人で入るには狭いが、浸かることは可能だ。お湯が”溢れ出ない”量に調整されているので、二人で入ったら溢れるだろう。彩が気にするかもしれないから、先に彩を入れてから、俺が入る。
予想通りに、お湯が溢れる。二人で肩までは浸かれないが、二人で入るのは新鮮だ。
俺が横になり、彩が上に乗る形になるのがよさそうだ。しっくりくる。彩は、お腹を抑えられるのは恥ずかしいと主張してきたので、胸のすこしだけ下辺りを抱くような形になる。
湯船が深くてよかった。
今度は、彩が頭を洗ってくれるらしいので、任せる。同時に、自分の髪の毛を洗うという離れ業を披露している。シャンプーとリンスだが、トリートメントはないけど大丈夫か?と、彩に聞いたら、普段は”リンスインシャンプー”を使っていて、ボディソープも石鹸だと言っている。
どうやら、少ない給料から、寄付をしているようだ。
湯船の中で、恥ずかしそうに彩が話をする。
俺のところにくるのもスーツ姿だったのは、普段着があまりなく、綺麗なのがスーツで、次が高校の時に着ていた制服で、その次が中学の時の制服だと言っている。制服は、施設の先生(彩がいうのは、お母さんたち)と卒園した先輩たちが買ってくれた物らしい。
会社を選んだのも、事務からでも開発にジョブチェンジができることらしい。学校は、普通科だけど、パソコンが使えるようになれば、施設の手助けもできるし、プログラムができれば、事務だけよりは給料が多く貰えると考えたようだ。最悪は、施設の手伝いをしながら、プログラムのアルバイトすることまで考えていたようだ。
長風呂だったが、彩の事情がわかった。
先輩の財力を見せつけてあげよう。
やはり、寝ている時に考えた計画を実行しよう。今からでも間に合うだろう。