【私は貴方の主で奴隷】第一話

   2022/09/22

私の生活は、高校2年に上がる時に激変した。父と母と姉と妹が事故で死んでしまった。私は、一人になってしまった。交通事故の被害者だ。幸いなことに相手側が全面的に悪いことになって、保険金も入ってきた。家も、持ち家だったので、露頭に迷うことはなかった。
学校も、そのまま通えた。
私は、人見知りが激しくて、友達ができないまま2年生になってしまった。2年生でも友達ができるわけがなく、一人で過ごしていた。図書館はあるのだが、図書委員がイケメンの同級生で、それを目当てにギャルや顔や身体に自身がある人たちが押し寄せて、うるさくなっている。静かに本を読みたい私は、図書館で本を借りて、屋上や屋上に続く踊り場で読むことが多くなっている。

彼は、誰にでも優しい。
こんな貧相な身体で、陰キャで、勉強も中の上程度の女子に見向きもしないだろう。相手にされないと解っていても、憧れの目線を向けてしまう。私が、花壇の花を見ていた時に、話しかけてくれたのがきっかけだ。図書館で交わす数少ない言葉で、私は満足だ。

私も、高校2年生だ。エッチにも興味がある。
そういう小説を読むこともあった。まだ自分で触るだけだけど、触っている時には嫌なことが忘れられる。家に帰ると、自分の部屋で触り続けてしまう。キット、私のあそこは汚く汚れている。
おっぱいも彼の周りに居る女子と比べるまでもなく小さい。小学生は言いすぎだけど、Aカップ未満だ。スポーツブラで十分だ。4つ下の妹がしていたブラで十分だ。

あの日は、クラスで席替えが有った。女子の誰かが文句を言っていた。興味が無かったので本を読んで過ごしていた。席なんてどこでも良かった。先生の真ん前でも問題はない。くじ引きで決まった場所は、中央の中央。平々凡々とした場所だ。席順で一喜一憂するクラスメイトたちが上げる声を、冷めた気持ちで聞いていた。

放課後に、図書館で借りていた本を返して、新しい本を借りよう。

今日の本は、当たりだ。面白い。少しだけ読んでから帰ろうかと思ったが、最後まで読んでしまった。私だけの秘密の場所・・・。屋上の踊り場だ。
夕方になり、図書館も閉まっていた。家に持って帰って忘れるのも嫌なので、教室に置いて帰ろうと考えた。教室は、少しだけ遠いが、雨が降り出した中を持って帰って汚すよりはいいだろう。
それに、もう校舎には誰も残っていない。
部活をしていた人たちが残っているだけで、教室がある校舎には誰も居ない。明りも付いていない。
前は怖かったが暗い校舎を歩くのも怖くない。誰もいない静寂だけが支配する家で、過ごしている方が怖いし哀しい。

2年3組が目的の教室だ。
角を曲がると・・・。

(え?明るい?)

声が出そうになったが、抑えた。誰かが残っているの?
違う。教室の電灯じゃない。スマホか何かの明りだ。

誰?話声は聞こえない。一人で、何をしているの?

靴を脱いで、靴下も脱ぐ。素足になって、音が出ないようにして教室に近づく。
教室は、壁の下が扉になっている場所がある。そこは、空気の入れ替えを行う為に、閉めていない。そこからスマホで撮影したら、何をしているのかわかる。

音を立てないように、近づいてスマホを動画撮影にして、教室の中を撮影する。

(うそ?彼が、誰の席か解らないけど座って・・・)

場所が解ったから確認の為に、もう一度、間違いだと思いたい。

(彼だ。誰の机か解らない。彼は、私と同じ列の一番後ろだ。それに、ズボンを降ろして居る。体操着?誰の?股間に当てて、スパッツを持って、匂いを嗅いでいる?)

そういえば、2年生夏休み前に、女子の体操服やスパッツが盗まれる事件があった。体育が終わった後で、着替えた体操着だ。どこかの変態が盗んでいったと言われている。確か、犯人は捕まったはずだ。でも、犯人は落ちていた物を拾っただけで、盗んでいないと言っているらしい。もちろん、私の体操服とスパッツも盗まれた。私は、それ以外にもスポーツブラも一緒になっていて盗まれた。

彼が持っている体操服がその時の物なのか解らないけど、彼がオナニーをしているのは間違いない。
それも学校で、女子の体操服を使って、スパッツの臭いを嗅いでいる。

もう一度、動画を撮影する。

教室から小さな声が聞こえた。私は知っている。男子のオナニーの最後は射精で終わる。彼が射精したのだろう。

さすがに、すぐに帰るだろう。動画の確認は、帰ってからだ。
急いで、その場を離れる。

この時に、私の心に悪魔が囁いた。